四国灯台キャンプツーリング 4・5日目(佐田岬灯台+鉄道歴史パーク in SAIJO+オレンジフェリー)

 バイクでキャンプをしながら灯台をめぐるツーリングが夢でした。今回ついに無理やり休暇を取って実現しました。

 灯台好きの者にとっては国内最大級のフレネルレンズが間近で見られる室戸岬台は一度は訪れたい灯台の一つです。今回は淡路島北端の江埼灯台、足摺岬灯台(四国南端)、佐田岬灯台(四国西端)に蒲生田岬灯台(四国東端)を加え5つの灯台を回る計画をたてました。

 また愛媛県西条市伊予西条駅前にある十河信二記念館を訪れるのも目的の一つ。さらに今回はキャンプとフェリーも外せない楽しみです。

ルートは以下の通り、走行距離はおおよそ2000キロ。これはもちろん初めてでの冒険だ。
1日目 自宅-淡路島(岩屋) 民宿泊
2日目 淡路島-蒲生田岬-室戸岬 キャンプ
3日目 室戸岬-桂浜-足摺岬 キャンプ
4日目 足摺岬-佐田岬-十河信二記念館-東予港 フェリー泊
5日目 大阪南港-自宅
 当初は4日目に西条でビジネスホテルに泊まり、翌朝徳島へ、そこから東京行のフェリーに乗って日6目の朝に帰る計画でしたが、あいにくその日は運航日ではないため、大阪行きに切り替え、帰りも走っ帰ってきました。途中雨が降ってツラかったけど、四国にいる間はずっと天気が良く、最高の景色と体験ができた思い出に残る旅でした。。

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<4日目>

<佐田岬灯台>

土佐清水市から四万十市へ、そして四万十川沿いの酷道441号線でついに愛媛県に。宇和島、八幡浜を経て日本一長いと言われる佐田岬半島に入りました。尾根道が気持ちいい。大分に渡るフェリーが出る三崎港を過ぎてさらにさらに。八幡浜の保内ICから50Km、1時間以上かかりました。往復するのに100Km・2時間です。


九州・大分を望む。案外近いですね。

駐車場からのアップダウンが結構あります



この角度、塩屋埼灯台に少し似てますね。登れませんが。



このあとは海沿いの国道378号線をひたすら松山方面へ。なんとしても16時には西条市につかなければなりません。途中フォトジェニックな駅として有名な予讃線下灘駅には多くの人が集まっていましたが通過。道の駅ふたみでじゃこ天をいただきました。途中高速道路に乗って伊予西条駅になんとかぎりぎり16時につきました。

<鉄道歴史パーク in SAIJO>

 目的はこの施設群の中の「十河信二記念館」です。十河信二といささか縁があり、一度訪ねたいとずっと思っていましたが、なかなかそのためだけに四国まで来る機会もありませんでした。4時半入場締め切り5時閉館ということなので、何とか4時には着きたかったというわけです。

こちらは四国鉄道文化館南館 外に展示してあるのはフリーゲージ試作車

十河信二像 下の二つの建物の間に立っており、駅から来る人を迎えています。
四国鉄道文化館(北館)
こちらが十河信二記念館 いずれも素敵な建物です。

<来島海峡>

フェリーの時間までまだ4時間もあるので、今治の来島海峡大橋の見えるところまで行ってみようと思い立ちました。

もう少しライトアップされているかなと思ったのですが、すこし残念。

<オレンジフェリー(東予ー大阪)

22時発の大阪南港行きのフェリーに乗ります。バイクで船に乗るのは東京湾フェリーぐらいしか経験がないので、こんな大型の長距離フェリーに乗るのは初めてです。ドキドキします。
個室です。料金8800円。バイク積載料金は5300円です。


この日は400Km走りました。いや~よく走った。

<5日目>

 大阪南港に定時着。阪神高速で大阪市内を抜け、第二京阪、新名神、伊勢湾岸道、新東名、圏央道、中央道を通って帰宅しました。途中京都に入るあたりから雨が降り始め、視界も悪くなるほど降りましたが、浜松で小雨になり気楽になりました。
 意外と早く午後3時前には帰宅。無事でなによりです。最終日の帰路以外は天気にも恵まれました。
 2000Km走りました。新記録。
 江埼灯台・室戸岬灯台、足摺岬灯台、佐田岬灯台という「日本の灯台50選」のうち4つを見られたことは本当に幸せ。
 また、素晴らしいキャンプ場に十河信二記念館と夜行フェリーとういう二つの課題もこなせたので大満足のツーリングでした。






四国灯台キャンプツーリング 3日目(足摺岬灯台)

 バイクでキャンプをしながら灯台をめぐるツーリングが夢でした。今回ついに無理やり休暇を取って実現しました。

 灯台好きの者にとっては国内最大級のフレネルレンズが間近で見られる室戸岬灯台は一度は訪れたい灯台の一つです。今回は淡路島北端の江埼灯台、足摺岬灯台(四国南端)、佐田岬灯台(四国西端)に蒲生田岬灯台(四国東端)を加え5つの灯台を回る計画をたてました。

 また愛媛県西条市伊予西条駅前にある十河信二記念館を訪れるのも目的の一つ。さらに今回はキャンプとフェリーも外せない楽しみです。

ルートは以下の通り、走行距離はおおよそ2000キロ。これはもちろん初めてでの冒険だ。
1日目 自宅-淡路島(岩屋) 民宿泊
2日目 淡路島-蒲生田岬-室戸岬 キャンプ
3日目 室戸岬-桂浜-足摺岬 キャンプ
4日目 足摺岬-佐田岬-十河信二記念館-東予港 フェリー泊
5日目 大阪南港-自宅
 当初は4日目に西条でビジネスホテルに泊まり、翌朝徳島へ、そこから東京行のフェリーに乗って日6目の朝に帰る計画でしたが、あいにくその日は運航日ではないため、大阪行きに切り替え、帰りも走っ帰ってきました。途中雨が降ってツラかったけど、四国にいる間はずっと天気が良く、最高の景色と体験ができた思い出に残る旅でした。。

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<3日目>

 ゆっくり撤収で8時出発。今日は高知県の東の端から西の端までを移動します。

 昨晩風呂に入らなかったので、まずは高知黒潮ホテル内の黒潮温泉竜馬の湯へ。広い内風呂の壁一面に坂本龍馬の人脈関係図が描かれていて、思わず全部読んでしまいました。

<桂浜> 

高知に来たからには他の観光地はさておき、桂浜ぐらいは見ておこうと思い、桂浜に。

一大観光地です。大型バスがたくさん停められる駐車場とたくさんのお土産屋さん。

おもったより竜馬の像の台座が高く、さらに銅像そのものも大きいので、下から見上げても竜馬の顔はよく見えません。まあ竜馬が遠く太平洋の向こうを望むというコンセプトなので。

桂浜の対岸は高知新港という高規格な港湾となっていて、別に雰囲気台無しというわけではないですが、少しびっくりします。

<足摺岬灯台>

 ついに足摺岬へ。東京から陸路で3日かかりました。遠いですね。こちらは室戸岬より観光地です。周囲にホテルも多く、南国リゾートといった雰囲気です。

まず展望台へ。



展望台から灯台まで南国の木々のトンネルと抜けていきます。高知のあちらこちらにこの黄色い花が咲いていました。


灯台に行ってみると少し人だかりが。受付が外に出ていて灯台には万国旗が飾られています。もしや一般公開日!なんと。
受付の人に今から入れますかと聞いたところ「完全予約制だったがキャンセルもでたので、待っていれば最終回に入れるかも」ということでしたので、即「待ちます!」。
じっさい、この後も多くの人が来ましたが、私が最後だったようです。時刻は4時半。本当に本当に幸運でした。普段は登れない足摺岬灯台の内部に入れるとは!

白い灯台に万国旗。合いますね~。

こちらは入口の上に掲げられている初点銘板

こちらは塔内にある初点銘板

 灯台は山間灯台のように一般の人が登れるようには作っていないので、塔の下部は螺旋階段でも真ん中から上は梯子です。外の踊り場への出入り口の潜水艦のハッチみたいに小さく、手すりも低いです。
 眺めは本当に最高でした。夕暮れ時で最後の組だったからか、かなりゆっくりと風景を楽しむことができました。ちょうど灯器に火が入り、ゆっくりと明るく光り始めます。独特な形のレンズを間近にみれてこれもラッキーです。


塔の踊り場から見た夕日。素晴らしい風景でした。

照射灯を間近で見たのは初めてです



照射灯が点灯しています





回転するレンズの様子。3面のレンズがケースに収まった形の灯器。私は他には見たことがありません。珍しいのではないでしょうか


日没少し前に点灯しました。だんだんと明るくなっていきます。



<唐人駄馬園地キャンプ場>

 ここは最高です!まだあまり知られていない穴場です。予約不要・無料(ゴミは持ち帰りましょう!)。入口に標識がないのでわかりにくいですが、道路沿いに建つきれいなトイレの横の未舗装の道を少し行くと炊事場があり、ぽっかりと開けた芝生の空間に出ます。車は乗り入れられません。区画のないフリーサイト。奥には乗馬体験などができる観光牧場が作られており2021年12月オープンとか https://www.kochinews.co.jp/article/detail/505910


昨日もそうですが、雨は降らないという予報だったので、フライはかけませんでした。ちょっと寒かったけど、結露でぬれたのを撤収するのは面倒なので。



この日も足摺岬灯台の一般参観日に潜り込めて本当に幸運な一日でした。
243Km走りました。


四国灯台キャンプツーリング 2日目(蒲生田岬灯台・室戸岬灯台)

 バイクでキャンプをしながら灯台をめぐるツーリングが夢でした。今回ついに無理やり休暇を取って実現しました。

 灯台好きの者にとっては国内最大級のフレネルレンズが間近で見られる室戸岬灯台は一度は訪れたい灯台の一つです。今回は淡路島北端の江埼灯台、足摺岬灯台(四国南端)、佐田岬灯台(四国西端)に蒲生田岬灯台(四国東端)を加え5つの灯台を回る計画をたてました。

 また愛媛県西条市伊予西条駅前にある十河信二記念館を訪れるのも目的の一つ。さらに今回はキャンプとフェリーも外せない楽しみです。

ルートは以下の通り、走行距離はおおよそ2000キロ。これはもちろん初めての冒険です。
1日目 自宅-淡路島(岩屋) 民宿泊
2日目 淡路島-蒲生田岬-室戸岬 キャンプ
3日目 室戸岬-桂浜-足摺岬 キャンプ
4日目 足摺岬-佐田岬-十河信二記念館-東予港 フェリー泊
5日目 大阪南港-自宅
 当初は4日目に西条でビジネスホテルに泊まり、翌朝徳島へ、そこから東京行のフェリーに乗って日6目の朝に帰る計画でしたが、あいにくその日は運航日ではないため、大阪行きに切り替え、帰りも走っ帰ってきました。途中雨が降ってツラかったけど、四国にいる間はずっと天気が良く、最高の景色と体験ができた思い出に残る旅でした。

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<2日目>

 朝7時に出発。山を越えて島の西に降り、そのまま西海岸を南に下ります。西淡三原ICで高速に乗り、淡路南PAで休憩。淡路島特産の玉ねぎが丸々1個乗った特製カレーライスに惹かれましたが、さすがに朝からは無理で、その玉ねぎを使ったカレーパンとコーヒーで朝食にしました。ここから大鳴門橋を渡っていよいよ四国入りです。


朝の渋滞の徳島市内でキャンプの薪を調達しようとウロウロしてようやく市街地を抜け出し、蒲生田岬へ向かいます。


<蒲生田岬灯台>

駐車場から少し行くと灯台が見えます。

「がもうだ」ではなく「かもだ」です

塔頂部の灯器より照射灯のほうが存在感あります。

ここまでの道も灯台周辺も整備されていますが、あまりメジャーな灯台ではないので来る人は少ないかも。


この岬から北が「瀬戸内海」と定められています

国道に戻り讃岐うどんならぬ阿波うどんをたべて一路室戸岬へ。

この大きいてんぷらは”ゲソ天”。こんなに大きいのあまり東京じゃ見られないですね。何イカだろう?
下の写真ような方式も昔は戸惑いましたが、最近は丸亀製麺の東京進出で慣れてきました。

<室戸岬>

ついにやってきました室戸岬。ここまで265Km。失礼ながらここまでもっと田舎道と思っていましたが、結構な交通量でした。


周辺は観光地になっているわけでもなく、大きなモニュメントがあるわけでもない。結構質素な感じでした。
観光案内所と展望台、小さな駐車場がありますやく

<室戸岬灯台>

日本に5基しかない第一等フレネルレンズをもつAランク保存灯台。約49Km と日本で最も長い光達距離を誇る。



















ちょうどこの日は月蝕。明かりを落とした月の替わりに満点の星が夜空に浮かびあがる。その闇夜をまさに切り裂くように日本最大級の二枚のレンズが放つ光跡が時計回りに360度回転する。光の筋は太平洋の遠く沖の、闇で見えない水平線をまるで掃くように、左から右へふわっと撫でる。天頂には天の川が連なっていた。



<室戸岬夕日ヶ丘キャンプ場>

灯台から最も近いキャンプ場。室戸市の観光協会に電話して申し込みます。その際「水も薪も何もないから持ってきてくださいね」と言われました。ネットにも水も買ってきたほうが良いとの情報がありました。1100円。確かにトイレと流しぐらいの設備しかありませんが、十分です。雰囲気だけで★★★


フラットな芝生のフリーサイト。この一段下にもオートサイトがあり、そちらは夕日がきれいでした。

この日泊まったいたのはチャリのおじさんとハーレーのおじいさん。私その中間といった具合で若い人はいませんでした。


火を眺めながら地酒とカツオをいただきました。幸せです。

この日は290Km走りました。