南伊豆1泊2日灯台・ダムツーリング その2

2日目は朝5時起き。朝食はお弁当にしてもらいました。空は満天の星で今日も天気は良さそうです。さほど寒さは感じられません。絶好のコンディション。今朝は爪木崎で朝焼けの爪木埼灯台を撮影します。

駐車場は有料のようでしたが管理人がまだ不在。駐車場からは徒歩10分ぐらい。
















水仙まつりをやっていました。

さて下田港にもどり、開いててよかったジョナサンで朝食を食べた後、下田港クルーズに乗りました。
この黒船で港内を1周します。目的は下田灯台。爪木崎公園からの帰りに陸から撮ろうとしたのですが、道路の終点から森に分け入り眼下に灯台を探したのですが見つからず断念していたので、それならば海から接近を試みようということで急遽乗船することにしました。1200円。朝イチの出航でしたが、日曜日ということもあって10人ほど。クルーズ自体は20分程度で本当に港の内側だけなのであっという間でしたが、目的は達せられました。
下田灯台は爪木崎のある須崎半島の西側、下田港寄りの岩礁に立っています。

この後はペリー艦隊来航記念碑の他、下田開国博物館、MoBS黒船ミュージアムなどで幕末史の再勉強をしました。





下田は浦賀と並んで日本開国史の重要な場所。温泉とセットで観光資源に恵まれています。上は通称「ペリーロード」おしゃれなカフェや土産物やが並んでいます。

さて午後は波勝埼灯台へ行くことや、もう一度石廊崎岬巡りの遊覧船にトライすることも考えましたが、もう灯台はおなか一杯となったので口直しにダムへ行こうということで、伊豆半島でダムカードを発行している2か所のダムのひとつ、青野大師ダムを目指しました。
 水道利水を主とした小さなダムです。堤頂でスケボー練習している中年青年がいました。





写真を撮った後、下賀茂温泉の道の駅にある観光案内所でカードをもらいました。これで今回の旅は終了。帰りは来た道の海沿い135号線を戻るか、中伊豆の414号を北上するか迷って後者を選択。しかし混んでました。修善寺あたりからの有料道路がめちゃ込みでした。東名も大井松田の先から厚木まで渋滞。疲れました。2日で520kmほど走りました。

今回のルート

南伊豆1泊2日灯台・ダムツーリング その1

2018年は暦の並びがよく、土日で伊豆方面に宿泊ツーリングを計画しました。それも初めての灯台点灯時撮影ツーリング!。点灯しているということは暗い時間です。というわけで三脚をバイクに括り付けて出かけました。カメラは借り物のキヤノンSX40HSです。ちょっと前の35倍ズーム付きのデジカメ。
1日目は稲取に寄って伊豆半島最南端の石廊崎。そこで夕暮れの灯台を撮影して弓ヶ浜温泉の民宿に宿泊。
2日目は暗いうちに宿を出て爪木崎へ。夜明けの灯台を撮影します。

1月6日、寒いですが天気は最高。西湘バイパス、真鶴道路、熱海ビーチラインと海沿いの有料道路を乗り継いで伊豆半島を南下します。なかでも大川温泉から北川温泉への国道135号が最高に気持ちいい。この日は三宅島まで見えました。

今日最初に行くのは稲取ですが、その直前で細野高原への道標を発見して何故か迷うことなく右折。以前『MOTOツーリング』という雑誌で記事を見て「へー、伊豆にこんなところがあるんだ」と思っていたのを急に思い出し。ここだ!と。
道は細く分岐も多いのですが案内が要所にあり迷うことなく高原に飛び出しました。「おおっと、これは!」
見上げれば青空を背景に山の稜線に並ぶ風力発電の風車、見下ろせば遠く青く広がる相模湾。パラグライダーの着陸地点があり、多くの人たちが集まっています。
ここは私有地のようでここから頂上まで道が伸びているのですが、入山するのに協力金として50円払います。
この先の道も舗装はされているのですが、かなり細くなるので車は厳しいです(パラグライダーの人たちはどうやって上がってきたのだろう?まさか荷物背負って歩いては来ないだろうから、やはり車を使っていると思います)。バイクなら楽ちん&楽しい!さらに上を目指します。
道はこのぐらいの細さ。途中きつい傾斜でジグザグに上がっていく箇所あり。
この駐車場までバイクであげれます。
ここから頂上まで15分。よく整備されています。
 頂上直下のパラグライダーの離陸地点。次々と空に向かってテイクオフしていました。
 こんな風景の中に飛び出していきます。気持ちいいだろうなー。

ここが頂上。三筋山といいます。
 頂上から見た離陸地点。

天気も良くほんとここは最高です。バイクツーリングの超穴場。お弁当持ってくればよかった。

 さて稲取岬灯台ですが、稲取は上の写真のように小さな半島のようになっていて、その先端にあります。

方角を勘を頼りにバイクを進め、時々止まっては地図を見たりして、最後たどり着くのが灯台ツーリングの楽しさ。特に温泉街の細い道は入り組んでいて迷路のようです。





 灯台のすぐ隣にある祠の中には、この地の奇祭「どんつく祭り」のご神体神輿が公開されています。
夫婦和合、子孫繁栄、無病息災の象徴。2000年前から伝わるという祭りだそうです。

昼食は稲取と河津の中間あたりにある伊豆さくら亭で。桜エビのかき揚げ丼とざるそばをそれぞれ単品で。合わせて2100円ぐらい。どちらも本当においしかったです。おなか一杯になりました。自然薯のとろろも名物のようです。

下田で休憩の後、石廊崎を目指します。3時半最終の石廊崎岬めぐり遊覧船に乗ります。この遊覧船からまずは石廊埼灯台を撮影するのが目的。石廊埼灯台は狙える角度が限られているので、海からの写真が取れれば完璧でしょう。弓ヶ浜から石廊崎までの海沿いのワインディングは本日一番楽しい道の一つです。
 その道の途中から見えた神子元島(みこもとしま)灯台。この灯台を見るのも今回の旅の目的の一つです。この灯台は日本で最初に建設された洋式灯台のうちの一つで、しかも建設当時のまま今も現役で活躍している唯一の灯台です。日本で最も重要な灯台といえるでしょう。


石廊崎岬めぐり遊覧船の乗り場は灯台への遊歩道入り口と同じところの小さな入り江。その駐車場着いて遊覧船の受付で「一人お願いします」と言うと、「一人だと出航できないんですよ~、ごめんなさい。」・・・
他に客がいない!一人では無理!ということでギリギリまで待ちましたが結構となりました。これは本当にショック。残念です。ということは明日来ても出航できるかどうかは毎時ギリギリにならないとわからないということです。諦めてとぼとぼと灯台を目指しました。
日はまだだいぶ高く、日没までまだ1時間以上あります。風も強い。点灯は何時ごろなのだろう。夕方を待ちます。
伊豆半島最南端。ほぼ360度海です。突端感では日本有数の岬ですね。
ここにも風力発電所が。伊豆半島は増えましたね。 
岬から振り返るとこんな感じ。岩に張り付くようにあるのが熊野神社の祠。夕方4時まで神主さんがお守りやお札などを販売していました。



だいぶ日が傾いてきました。神子元島灯台も赤く色づいています。
遊歩道から崖を5メートルほど登ったところが灯器を見られる唯一のポジションです。そこに上り三脚をセットします。風が強い。点灯時間を待ちます。
 16時50分。ほぼ日没時間に点灯しました。点灯の瞬間は見てなかった。残念!

 こう言っちゃ石廊埼灯台に失礼だけど、やっぱレンズのほうがいいなあ。

 レンズの強く鋭い灯りではなく、穏やかな、暖かな光です。
懐中電灯は持ってきましたが、崖から降りるのに真っ暗では危ないので、かろうじて足元が見える時刻まで見ていました。
神子元島灯台も点灯しました。こちらは夜空に光跡を残す鋭い光でした。
すでに真っ暗でピントが合っていません。

真っ暗な中、弓ヶ浜温泉の民宿、忠屋さんについたのは6時ごろでした。さっそく夕食をいただき、温泉を独り占めしてこの日は終了。

今回のルート