群馬県東電ダムと薗原ダム点検放流ツーリング

 薗原ダムは減勢工がジャンプ台のような造りをしていて、4門のラジアルクレストゲートから流れ出す様子が見てみたいと以前から思っていたら、点検放流があるとわかってこの日を待っていました。
 また、東京電力の揚水式発電所上池ダムめぐりとしては、今市発電所(栗山ダム)・神流川発電所(南相木ダム)、葛野川発電所(上日川ダム)に続き、今回は玉原発電所の玉原ダムを見に行きます。さらに奥利根のこれまでダムカードを発行していなかった東電管轄ダムにも行ってきました。幸い天気にも恵まれ、よいツーリングとなりました。

水上から湯の小屋方面に向かいます。ちょうど1年前、八木沢ダムと奈良俣ダムの点検放流に来て以来です。ちなみにこの日の1週前が八木沢ダム、さらにその前が奈良俣ダムの点検放流で、ダムイベント3週連続行われていました(昨年までは八木沢ダムと奈良俣ダムの点検放流は同じ日)。
昨年はこの二つのダムと須田貝ダム、藤原ダムすべてが放流していましたが、今回は一つも放流していませんでした。水はほぼ満水でしたが。

 一番奥の奈良俣ダムまでやってきました。昨年はきれいな水がさらさら落ちていましたが。
 満々と水をたたえています。至仏山の頂上は雲に隠れています。
自然越流まで50センチというところでしょうか。須田貝ダムにもちょっと寄りましたが、こちらも放流はしていませんでした。

 藤原ダムにもどるう途中、玉原ダムからの導水管が見えました。この下に玉原発電所があります。
 藤原ダム。昨年は3門開いていましたが、今年の今は放流なし。右は藤原発電所(2.2万kw)で、藤原ダムの水を使った発電所。
藤原発電所のすぐ隣のこちらが、国内最大級の揚水式水力発電所である玉原発電所(120万kw)の入口。発電所は地中です。

藤原ダムから水上方面の川沿いを注意深く見ながら走ってみつけた小森ダム。行きの時には通り過ぎてしまいました。撮影はここからしかできません。ここより上流や下流からの写真は撮れそうもありません。東京電力は最近ダムカードをたくさん発行してくれたり、取得しやすくしてくれていて嬉しいのですが、ここにしろ鬼怒川の中岩ダムにしろ、撮影も難しいところが含まれています。


水上に戻って、道の駅「みなかみ水紀行館」で小森ダムと須田貝ダムのカードをもらいました。

水上から沼田まで高速に乗って、今度は玉原ダムを目指します。沼田ICからはたんばらスノーパークへの道標がたくさんでているので迷うことはありません。道幅もあり快適なワインディングです。


この上池とペアの下池は、先ほど通ってきた藤原ダム(藤原湖)です。あちらは国土交通所管轄のダムですし、水系も異なるので、玉原ダムおよび発電所建設時にはいろいろあったようです。
揚水発電所の上池ダムはだいたいこんな感じ(南相木ダムを除く)。天場の舗装はありません

 上州武尊山がきれいに見えます。




 
今は観光のはざまなので訪れる人はほとんどいません。
カードはこの上のラベンダーパーク(スノーパークの夏版)でもらえますが、開演は6月末なのでまだです。なのでこの時期は沼田市の観光協会まで行かなければなりません。

観光協会は沼田城址公園の入り口にあるのですが、何度もスマホのマップで位置を確認しながらでした。ここまでお昼ご飯を食べていません。急いで薗原ダムに向かいます。この時点で12時半を回っており、放流は13時からです。
県道62号線を行き、ダムのある県道267号線への分岐の手前に臨時駐車場がありました。すでに満車。駐車料は乗用車と同じ1000円!しかもダム方面の渋滞でシャトルバスがすぐに出ない!ほんと泣く泣くです。ちょっと恨みました。歩いてダムまで行くと途中あふれた車が路肩に何台も停まってる。正直者が馬鹿を見ないようにしてほしいなー。

坂道を上ること15分。薗原ダムにつきました。すごい人です。ダム横の回廊を開放しているのですが、たくさんの人が張り付いていました。
 私が着いた時には真ん中の2門が開いていて、3つ目、4つ目と順次すべて開きました。
私も反対側の回廊まで移動しました。天端には地元の物産が売られています。

 これが放流MAXです。

 きれいですねー

遠くのほうからも撮影ポイントがありました。

帰りは赤城山に登って降りて帰りました。はやり放流しているダムを見るのは楽しいです。また天気も良いわりには運よく赤城からの下り以外はクルマもすいていて、充実したツーリングでした。436km走りました。


上日川ダムツーリング

栗山ダム、南相木ダムにつぐ東京電力揚水式発電所上池ツーリングの第3弾。山梨県の上日川ダムに行きました。葛野川発電所の上池が上日川ダム、下池は葛野川ダムです。今日はセットで訪問の計画です。この日は午後から雨が降るとわかっていたので、早めに帰ってこなければなりません。

久しぶりの青梅街道。奥多摩湖から丹波川源流に沿って柳沢峠へ。こちらも久しぶり。峠からはまだ朝のうち、富士山が見えました。


峠を下って大菩薩峠方面に上り返します。こちらはクルマだとすれ違いが難しい1車線道。大菩薩峠へのハイキング以外でこの道を登るのは初めて。
上日川峠を越えていくと、こちらのほうがむしろ道が整備されていました。上日川ダムに到着。

 ロックフィルダムです。天端は舗装されれていません。

 誰もいません。静かです。湖面に山並みが映ります。
 大菩薩峠方面。午前中ならまだハイキング可能か。
 ここは標高約1500m。ここから葛野川ダムに水を送る途中の地下に発電所があります。計画では40万kwの発電機4基で160万万kwですが、現在は120万kw(東京電力のHP)なので、3基稼働しているのでしょうか。
 ここから水があふれることはないかと。

さて、ここから甲斐大和に下ります。道の駅でダムカードをもらうためですが、途中3回ほど上日川峠に登るマイクロバスとすれ違いました。一つはハイキングツアーのバスでしたが、もう2台は公共のもののようでした。調べてみると土日祝日に栄和交通という会社がバスを運行しているようです。→こちら

カードをもらったのち国道20号線を大月まで行き、そこから国道139号線を小菅方面へ。以前訪問した深城ダムを通り過ぎて松姫トンネルの手前で葛野川ダムに向かおうと思いましたが、通行止めでした。家に帰っていろいろ調べてみると、どこかのタイミングでダムまで行けなくなったようです。発電所の上池と下池をセットでと思いましたが、残念でした。

帰りは小菅を通って奥多摩周遊道路を楽しんで武蔵五日市から14時に帰宅。250km走りました。途中から燃料系がゼロで点滅。

野反湖ダムツーリング

GW最終日、軽井沢から野反湖の野反ダムへ行ってきました。往復3時間半とかなり忙しいツーリングとなりました。
ダムカードの配布はキャンプ場オープンに合わせた6月1日からで、手にすることはできませんでした。無駄足のようでしたが、野反湖はとてもいいところ。また来る理由ができましたので、今度はゆっくりとハイキング+温泉で来たいと思います。

着いたのは9時半ごろ。白砂山への登山者の車が停まっていた以外には、あまり来る人もなく(バイクは2組4台)、静まり返っていて、晴れ渡った空にまだ芽吹く前の白樺の林が凛とした緊張感を与えていて。印象的でした。
 白根山


富士見峠という展望地から弁天山に上ってみました。10分。
 草津の街を見下ろします。その向こうに浅間山。


今回はダムカードをゲットできなかったので、野反ダムの写真は次回に。その代わりといっては何ですが、野反湖に上ってくる途中、白砂ダムという小さな東電の発電ダムがありました。
 取水と導水網はかなり複雑ですね。いずれにせよこの水は吾妻川から利根川に合わさり、最後は太平洋ですが、野反ダムからの水は信濃川水系です。

120km走りました。

長野佐久地域3ダムツーリング

軽井沢から半日で行くダムツーリング。今回のメインは東京電力の南相木ダム。純揚水式で計画では日本最大級の発電量となる神流川発電所の上池で標高1532mと、日本で最も高所にあるダムです。昨年行った上野ダムが下池で標高差は653mあります。二つのダムには道は通っていないので、かなり大回りしないと行けません。

開通したばかりの中部縦貫道を佐久北から八千穂高原まで。料金は無料です。ここから小海まで行き、南北相木村にいく県道2号線に入ります。北相木村への道を分けた後は気持ちのいい道。整備された2車線の道で、交通量は少なく適度なカーブが続きます。途中何か所かに道標がありますので、迷うことはありません。
 カードがもらえる滝見の湯を過ぎてからは1.5車線になり、標高を上げていきます。







洪水調整機能のないダムなのでゲートなどはありませんが、万が一の洪水吐はあります。自然越流式で滑り台のような構造でダムの脇を滑り降りて最後はスキーのジャンプ台のような感じ。ここから水があふれることはないでしょうが、見てみたいですね。八木沢ダムみたいです。




つづいて佐久穂町の古谷(こや)ダムと、余地(よじ)ダムを訪れました。古谷ダムは国道299号線を登っていくと現れます。






続いて余地ダム





二つのダムのカードは国道141と299の交差点近く、佐久穂町の佐久合同庁舎でもらえます。
帰りも中部縦貫道の佐久穂ICから乗って帰ってきました。