火打山・妙高山(高谷池テント泊)

 日本百名山の火打山・妙高山は以前よりテント泊で登ってみたいと考えていましたが、ようやく実現しました。コロナ禍にもかかわらず小屋を開きキャンプ地を管理されている関係者に感謝します。

花の季節は少し過ぎてしまいましたが、8月24日・25日は好天が予想期待できるとのことで、軽井沢の別荘を早朝に出発。笹ヶ峰に向かいました。

<1日目 8月24日>

車中からの妙高山
笹ヶ峰。中央右は焼山
笹ヶ峰は高原の牧場。とても清々しい朝でした。
登山口にて
登山計画書を提出して7時に出発!

十二曲がりに突入    
確かに九十九折ですが、あまり長くありません。
十二曲がり意外とあっけなく終了。ただしまだ急登は続きます。
傾斜が緩んで黒沢池との分岐、富士見台。富士が見えるのだろうか?
巻くような緩いのぼりを経て小屋と火打山が見えました。
山上の湿原。きれいなところです。奥のテン場は意外に狭い。

まずはスペースを確保。テントを立ててナップサックで出発。


高谷池を前景に小屋とテン場
少し行くと天狗の庭。素晴らしい景色。しかしこの後ガスで頂上が隠れてきます。
右の山の斜面を上がり切ったところがライチョウ平









高山植物に癒されながら高度を上げていきます。
8月末ですが、お花がいっぱい。
ライチョウ平に到着。
遠くに妙高山が見え隠れ。
そして何の変哲もない頂上に到着。ガスで遠望は利きません。
来た道を戻り今日のねぐらへ。
炭酸を山に持って行ったのは初めて。なかなか良い試みでした。おやすみなさい。

<2日目 8月25日>
夜半に結構雨が降りましたが、夜中にはあがり、空には天の川が。素晴らしい天気になりそうです。

びしょ濡れのテントを撤収して出発。火打山もくっきりとしています。

黒沢池に向かう途中でご来光を迎えました。

外輪山の向こうに妙高山の本体がやっと見えました。
黒沢池の池塘群。こちらも見事。
ウキウキするような気分で黒沢池ヒュッテに到着。
こちらは閉鎖中。キャンプもできません。

大倉乗越まで登るとますます近づきます。
振り返れば火打山
下のほうに長助池が光る。いったん緩く下って外輪山の底に出ます。
本体へ最後の登り。振り返ればワクワクです。
そしてついに頂上。天国です。
日本海も見えました。さすがにガイドブックでいう佐渡までは今日は・・・


手前が後立山、奥に立山と剣岳が!
白馬三山アップ。大雪渓は小さくなっています。
近年最高の笑顔です。我ながら。

黒沢湿原を通る道もまた素晴らしい、気分がいい!
下りは長かったですが、最高の山行でした!

テント泊の山行は実に久しぶりです。今回のようなベースキャンプ方式だと担ぎ上げもラクですね。黒沢池の小屋とテン場が開いてなかったのでけっこうテント多かったです。パーティーメンバーがそれぞれソロテントを持ってくるので。
残雪の季節にまた来たいですね。