伯耆大山登山、出雲半島の灯台、奥出雲のたたら製鉄をセットで計画していましたが、カミさんを置いて一人で旅行するわけにもいきません。神社仏閣が好きなカミさんを出雲大社と大山寺で釣り、大山登山に引き込みました。おりしも東京からのGo To Travelが使えるようになってすぐに申し込み。とても充実した旅行でした。
1日目
出雲空港に向かう早朝の飛行機B737は満席でした。コロナの影響で欠航便が多いため、運航している飛行機に人が集中します。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1階と2階は展示品が置いてあります。ビデオを見てからだといろいろとわかります。金偏に盧と書いてたたらと読ませたり、金偏に母でケラという、炉から取り出した直後の鉄の塊を指したりと、独特の用語や道具があります。
中は結構広いです。昭和の復元の時は送風機はさすがに電気式を使っていたようですが、実際には足踏みのふいごが使われてました。それも江戸後期にはかなり改良されて高効率なものになったようです。ただそれでも三日三晩風を送り続けるのは重労働だったでしょうね。アニメの「もののけ姫」では離縁された女や未亡人たちが働いていましたね。
折からの刀剣ブームで、こんな山奥にもずいぶんと人が来るようになったそうです。
こちらには炉の地下内部構造の実物大模型があります。鉄の歴史博物館で見たビデオでは、炉の再建から始めていましたが、この炉づくりがまた大変というか、なんでこのように発展してきたのか不思議なほど複雑なつくりです。炉内の温度を1500度に保ち、湿気を完全に遠ざけるためには地下3メートルに達する巨大な地下構造から作る必要があるのです。
ここで日本刀を打つ様子が実際に見ることができるようです。「毎月第2日曜日・第4土曜日(10:00~、13:00~)に、小林刀匠による日本刀鍛錬実演を見学することができます(都合により休止の場合有り)」奥出雲町公式観光ガイドホームページより
<たたら製鉄>
レンタカーを借りて高速道路で奥出雲へ、まずは雲南市の「鉄の歴史博物館」に向かいます。
「日本鉄鋼協会は、昭和44年、この菅谷地区において、当時、僅かに生存いていたたたら師を中心に、東京大学生産技術研究所など学術関係者が参加し、たたら製鉄法を復原しました。」鉄の歴史村ホームページより(http://www.tetsunorekishimura.or.jp/)
着いたのは10時ちょっと前でしたが、中に入れてくれました。
こんなふうな、ちょっと風情ある小さな街並みにみえますが、ここらは室町から明治までこの地で鉄を生産した田部家のいわば近世企業城下町。この博物館の建物はもちろん、周囲にはたくさんの土蔵などがあります。「日本鉄鋼協会は、昭和44年、この菅谷地区において、当時、僅かに生存いていたたたら師を中心に、東京大学生産技術研究所など学術関係者が参加し、たたら製鉄法を復原しました。」鉄の歴史村ホームページより(http://www.tetsunorekishimura.or.jp/)
その炉の再建とたたら製鉄の復元の模様を記録映像としてみることができます。このビデオを見ることがこの旅の当初の目的でした。素晴らしい、日本人としても誇らしいものです。
1階と2階は展示品が置いてあります。ビデオを見てからだといろいろとわかります。金偏に盧と書いてたたらと読ませたり、金偏に母でケラという、炉から取り出した直後の鉄の塊を指したりと、独特の用語や道具があります。
次にやって来たのが、博物館から車で5分ほどの菅谷高殿。たたら製鉄を行っていた250年前の建物です。奥出雲にはたくさんの高殿があったそうです。たたら製鉄が行われなくなって以後はほとんどが壊されてしまいましたが、ここは倉庫として使われていました。
鉄の歴史博物館のビデオで見た、昭和の炉の再建とたたら製鉄の復元はここで行われました。「全国で唯一、今に残る「菅谷高殿」は1751年から170年間の長きにわたって操業が続けられ、大正10年にその火が消えました。」鉄の歴史村ホームページより(http://www.tetsunorekishimura.or.jp/)中は結構広いです。昭和の復元の時は送風機はさすがに電気式を使っていたようですが、実際には足踏みのふいごが使われてました。それも江戸後期にはかなり改良されて高効率なものになったようです。ただそれでも三日三晩風を送り続けるのは重労働だったでしょうね。アニメの「もののけ姫」では離縁された女や未亡人たちが働いていましたね。
これらを管理しているのは公益財団法人鉄の歴史村地域振興事業団
http://www.tetsunorekishimura.or.jp/
セミナーやたたら製鉄のオンラインライブ放映などいろいろやっています。
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さてビデオを見て、復元されたたたら炉を見て、次に向かうのは奥出雲町の「たたらと刀剣館」
折からの刀剣ブームで、こんな山奥にもずいぶんと人が来るようになったそうです。
こちらには炉の地下内部構造の実物大模型があります。鉄の歴史博物館で見たビデオでは、炉の再建から始めていましたが、この炉づくりがまた大変というか、なんでこのように発展してきたのか不思議なほど複雑なつくりです。炉内の温度を1500度に保ち、湿気を完全に遠ざけるためには地下3メートルに達する巨大な地下構造から作る必要があるのです。
ここで日本刀を打つ様子が実際に見ることができるようです。「毎月第2日曜日・第4土曜日(10:00~、13:00~)に、小林刀匠による日本刀鍛錬実演を見学することができます(都合により休止の場合有り)」奥出雲町公式観光ガイドホームページより
https://okuizumo.org/jp/guide/detail/208/#box2
今回は駆け足で3つの施設を見ただけですが、とても興味深いものでした。HNKスペシャルの「アイアンロード」を半年前に見たこともあって、製鉄法がどのように日本に伝わり、独自の発展を遂げてきたのか?とても不思議です。このたたらという製鉄法が古来鉄を伝えた中国や朝鮮半島のものとも異なるのも面白い。
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<ダム>
こちらは車で走っていたら見つけたのでちょっと寄りました。
「日本で最初のアーチダム」昭和29年(1954年)完成。由緒ある?!ダムですね。
しばらく放水していないのでしょうか、だいぶコンクリート面に苔がついてました。
天場まで行けないので、ダム湖もよく見えませんでしたが。
素晴らしいです。閉館時間も迫っていたのでゆっくりと美術品を見る時間がありませんでした。詰め込みすぎ。
しばらく放水していないのでしょうか、だいぶコンクリート面に苔がついてました。
天場まで行けないので、ダム湖もよく見えませんでしたが。
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<日本庭園>
妻には「旅にいろいろ詰め込みすぎるな!」とよく言われます。一緒に行くと忙しいと。
でも今回も詰め込んでしまいました。足立美術館。奥出雲から米子まで行くちょうど途中にあるので。
入館料高いのですが、Go To Travelの地域共通クーポンが使えたので幸運でした。
素晴らしいです。閉館時間も迫っていたのでゆっくりと美術品を見る時間がありませんでした。詰め込みすぎ。
この後、米子市内のホテルに向かいました。夕食はGo To Travelの地域共通クーポンを丸々使ってホテルで鳥取黒毛和牛のしゃぶしゃぶ!
明日は伯耆大山登山です。
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