南九州3泊4日 3名山と2灯台 No.2

3日目。今日は開聞岳登山のあと大隅半島にフェリーで渡って灯台を巡る。


3時起床。雨はどうにかあがっている。しかし湿った生温かい空気。もやがかかっているようだ。
3時45分にテントを出て、昨夜確認しておいた登山道入り口への道を行きます。2合目の登山道から登山開始。まずは樹林帯の中、切通し状に掘られてしまった道を行きます。波の音が聞こえるのがこの山らしい。
5合目は展望台、東側の指宿の夜景が見られます。昨晩見た薩摩長崎鼻灯台の光も見える。さらに樹林帯を進み7合目付近から大きな岩の道になり、南側がひらけた場所に出ますが何も見えないので通過。さらに8合目付近から急登が続き9合目で今度は西側の海岸線に満月が沈んでいくのが見えました。このころから明るくなり、北側の池田湖は海と見紛うばかりに黒く大きい。そして岩場の頂上に着きました。


頂上には2組3名が先着していたのですが、実は登りの最中に3組4名とすれ違っています。一人の人は今日中に次の霧島山をやっつけるので急いでいると言っていましたが、後の2組とは特に言葉は交わしませんでした。しかしなぜ夜明けを待たずに下山したのでしょうか?謎です。頂上にいた長崎から来た単独の男性は、私と同じく山麓のキャンプ場に泊まっていました。

頂上には6時10分着。ちょうど鹿児島市の夜明けの時刻ですが、東の空は明るくなってきてはいるものの、ご来光は今日も望めません。風は強いけど、さほど冷たくはない。少し明るくなるまで頂上にいました。



長崎鼻と大隅半島

下りの途中では続々と人が登ってきました。そして8時に登山口に到着。このころには少し陽も出てきました。ここで初めて開聞岳の全容を見ることができました。

<コースタイム>
登り 4:00二合目登山口 - 4:45五合目 - 6:10開聞岳頂上
下り 6:30開聞岳頂上 - 8:00二合目登山口
キャンプ場より開聞岳

テントを乾かしながらゆっくりと撤収。9時にキャンプ場を出発、山川港へ向かいます。10時のなんきゅうフェリーで大隅半島側の根占港に渡る計画です。


山川港についたのは9時半ごろでしたが、フェリーに乗れる車の最後から2番目でした。もう5分遅ければ乗れなかった。実際乗船を断られた車が数台ありました。危なかった~。


こうゆう小さいフェリーに車を乗せての乗船は3回目です。数年前にカミさんと長崎を旅行した時に島原から天草に渡った時と、バイクで久里浜金谷東京湾フェリーに乗った時。楽
 しいですねー。海は結構うねりがあり、結構揺れました。


根占の道の駅で昼メシを食べ、薩英戦争の時の砲台跡などを通り過ぎ、一路佐多岬を目指します。最後の岬に登る道はバイクできたら楽しいだろうなー。ソテツなど森も南国風で
、異国の感じ。



佐多岬に着くころはすっかり晴れ、本土最南端の展望台からは灯台が見えます。ここは観光地ですね。宗谷岬のようなものです。北のほうが最果て感がありますが。ライダーもたくさんいました。


次は都井岬。根占まで一度戻り、さらに鹿屋、串間とすべて下道で行く、かなりの道のりです。
岬の入口で400円を支払い、ワインディングを上がっていくと草原の山が現れ、馬が草を食んでいるのが見えました。とってもいい光景。日本ではあまり見られない光景です。道路わきの草を食べている馬もいて、それをよけながら灯台へ。岬全体が公園になっています。




灯台は、素晴らしかったです。建物の形、見渡す景色、レンズの大きさ。ちょっと時間的に厳しいかなと思った時もありましたが、来てよかった。



レンズは3等大型フレネルレンズ

岬を後にして今日のキャンプ地、日南市南郷の栄松ビーチキャンプ場へ。この日も薄暗くなっていました。キャンプ場は波打ち際。ここも昨日に続いてとてもいいキャンプ場です。何といっても対岸の大島にある鞍埼灯台(Aクラス保存灯台)の灯りが見える!
満月と鞍埼灯台の灯り


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